今回は、1つの変数に、オブジェクトをいくつも入れることができる「リスト(list)」という変数をご紹介します。
たくさんのデータを効率的に扱いたい時にとても便利です。
本記事では、
- リストとは?と、リストの作成
- リストの要素、型
- リストの削除方法
などをリストの基本知識をさくっと解説します。
リストの基本知識と操作に慣れてもらえたらと思います。
【Python 文法 独学】Python の「リスト」とは?リストの作成、定義、空のリスト、要素、型、削除方法など、サクッとまとめました【Python 学習 初心者】
Python の「リスト(list)」とは
Python のリストとは、複数のオブジェクトを1列に並べたものです。
例えば、
List_hensu1 = [ 1, 2, 3 ]
のような感じです。
複数のオブジェクトをまとめて扱えるメリットがあります。
Python リストの作成・定義方法は?
リストの作り方
list_hensu1 = [1, 2, 3]
を作ることを考えてみます。
(1), 左にリストの変数名を書きます。
(今回は list_hensu1 にしましたが、なんでもいいです)
(2), リスト全体を[ ]で囲み、その中に、オブジェクトを並べます。
オブジェクトの間は、「, (カンマ)」で区切ります。
(3), 変数名と [ ] を =(代入演算子)でつなぎます。
このように、リストの変数名にリストを代入することを、「リストの生成」とも呼びます。
具体的には以下の感じです↓
In[6] で、リストを定義しています。
In[7] で、リストの中身を確認するために、リストの変数名を打ち込んでいます。
すると、Out[7] のように、きちんとリストが作られていることがわかります。
In[8] では、print関数を使って、リストの中身を確認しています。
空のリスト
list_kara = [ ]
のように書くと、[ ]の中に何もないリストが生成されます。
中身のないリストを「空のリスト」と言います。
(注意:左の変数名(list_kara)は、なんでもオッケーです)
In[10] で、空のリストを定義しています。
In[11] で、リストの中身を確認するために、リストの変数名を打ち込んでいます。
すると、Out[11] のように、空のリストが作られていることがわかります。
In[12] では、print関数を使って、リストの中身を確認しています。
リストを扱う上で、知っておくと役立つのが、要素の知識です。
Python リストの要素
カンマで区切られたそれぞれのオブジェクトを、そのリストの「要素(ようそ)」と呼びます。
list_hensu1 = [1, 2, 3]
なら、要素は、1、2、3、になります。
Python リストの型とは?
変数には、型があることを学びましたが、
リストのオブジェクトには、いろいろな型のオブジェクトを入れることができます。
例えば、
List_hensu2 = [ 123, ‘hello’, 5.67 ]
のような感じで、
- 1つ目(123)は、整数型オブジェクト
- 2つ目(’hello’)は、文字列オブジェクト
- 3つ目(5.67)は、浮動小数点型オブジェクト
など、
1つのリストに型が違うオブジェクトを入れることが可能です。
ちなみに、変数の型ってなに?って方は以下の記事もどうぞ↓
『【Python 文法 独学】Python の「型(type)」とは?型の確認方法は?などについて、サクッとまとめました【Python 学習 初心者】』
Python リストの削除方法とは?
Python リストの削除は、「del 関数」が使えます。
del(リストの変数名)
とすると、リストが削除されます。
( del は、削除する( delete デリート )の略です)
使い方は以下のような感じです↓
In[9] で、リストを定義しています。
In[10] では、print関数を使って、リストの中身を確認しています。
In[11] では、del 関数を使って、リストを削除しています。
In[12] では、リストが削除したか確かめています。
“NameError: ‘list_hensu1’ is not defined“
“変数 list_hensu1 が定義されてないですよ”
と出ています。
In[9] で作成したリストが削除されたことがわかります。
というわけで、本記事では、
- リストとは?と、リストの作成
- リストの要素、型
- リストの削除方法
について学習しました。
こちらもございます↓
「リスト」については、こちらの書籍でも解説しています(無料)↓