今回は、Pythonの「算術(さんじゅつ)演算子(えんざんし)」について、
- Python の算術演算子とは?
- 算術演算子には、どんなものがあるの?
について、Python 初心者向けにサクッと解説します。
本記事を読むことで、あなたは
- Python の算術演算子の知識
- Python の算術演算子に種類
について理解することができます。
【Python 文法 独学】Python の「算術演算子」とは?具体的にどんなものがあるの?について、サクッとまとめました【Python 学習 初心者】
Python の算術演算子とは
算術(さんじゅつ)っていうと難しく聞こえますが、
要するに、足す・引く・かける・割る、などのことです。
小学校で習った計算
- 1+2
- 5−3
- 2×4
- 8÷2
などの計算を、Python を使っても出来ますよ
という話です。
そのとき使うのが、算術演算子になります。
Python の算術演算子の種類
Python で用意されている算術演算子について紹介します。
- 算数で習ったなじみのある演算
- プログラミング独特の演算
の2種類があります。
プログラミング初心者の方は、特に、
プログラミング特有の演算子
に注目して、理解をしてほしいと思います。
算数で習ったなじみのある演算
足し算、引き算、かけ算、べき乗、あまりの計算ができます。
- 足し算は「+演算子」
- 引き算は「−演算子」
- かけ算は「*演算子(アスタリスク)」
- べき乗の計算は「**演算子(アスタリスクを2つ)」
- あまりの計算は、「%演算子」
を使い、Pythonで計算することができます。
Python 算術演算のサンプルコード(1)
- In[2] では、足し算をそのまま数字を打ち込んで計算しています。結果が Out[2] として出力されています。
- In[3] では引き算
- In[4] ではかけ算
- In[5] ではべき乗の計算
- In[6] ではあまりの計算
をして、結果が Out[x] として出力されています。
どれも正しく出力されていることが確認できます。
実際のプログラムでは、数字を直接打ち込んで使うことはほとんどないかと思います。
実際は、最初に変数を定義しておいて、変数同士の演算をプログラミングします。
そうすることで、変数の中身を変えることで、違う数字の計算を同じプログラムで行うことができるからです。
Python 算術演算のサンプルコード(2)
In[7], In[8] で、変数A, Bを定義して、10と3をそれぞれ代入しています。
In[9] では、変数Aと変数Bを+演算子でつないでいます。
Out[9]に、その結果として、10+3=13の13が正しく出力されています。
このように、
変数名を演算子でつなぐことで、
変数の中身同士を使った、目的の計算を行うことができます。
以下、In[10] では引き算、In[11]ではかけ算、In[12]ではべき乗の計算、In[13]ではあまりの計算が正しく実行されていることがわかります。
プログラミング独特の演算:わり算
わり算は、プログラミング特有の考え方の理解をしておくことが役立ちます。
結論からいうと、わり算をする演算子には、2つがあります。
- わり算(答えを小数で出す時)は、「/」(スラッシュ)
- わり算(答えを整数で出す時)は、「//」(スラッシュ2本)
の2つを使い分けることになります。
Python 算術演算のサンプルコード(3)
具体的に計算してみると、
10/3では、答えは小数 3.333333
10//3では、答えは整数 3
で出力されるのがわかります。
Python 算術演算のサンプルコード(4)
変数を使って、計算してみても同様の結果が見て取れます。
ちなみに、In[6] のように、
1行にいくつかの命令を書くには、
「 ; (セミコロン)」で区切ります。
わり算には、演算子が2つある理由とは
答えを小数か整数にするかで違うの?
と思われるかと思います。
どういうことか以下で解説しますね。
例えば、3つの変数 A, B を考えます。
A = 6
B = 2
のような感じです。
次に、A÷Bのわり算を実行して、その結果をCに代入したいとします。
C = A ÷ B
のような感じです。
(Python では÷は使わないのですが、ここではわかりやすさのために使っています)
A ÷ B
の中では、6÷2 をコンピュータが計算するわけですが、
私たちは普通、3(整数)として答えを出しますよね。
でも、これ、3.0(小数)としても正しいですよね。
つまり、
Cに代入される答えは、整数でも小数でもいい
というわけです。
整数でも小数どっちでもいいじゃん?
と思われるかもしれませんが、そうじゃないんです。
- コンピュータは内部で、整数と小数は、別の扱い方をしています
なので、
- コンピュータにとって、整数か小数かは、大きな問題
になります。
私たちが Python でわり算をするときには、
わり算の結果を、整数型で出すのか、小数型で出すのか、指定してあげる必要があります。
なので、わり算をする演算子には、2つあるわけです。
- わり算(答えを小数で出す)は、「/」(スラッシュ)
- わり算(答えを整数で出す)は、「//」(スラッシュ2本)
の2つを使い分けることになります。
本記事を読むことで、あなたは
- Python の演算子、算術演算子の知識
- Python の算術演算子に種類
について習得できました!
というわけで、今回は、
Pythonの「算術(さんじゅつ)演算子(えんざんし)」について、
- Python の演算子(えんざんし)とは?
- Python の算術演算子とは?
- 算術演算子には、どんなものがあるの?
について、Python 初心者向けにサクッと解説しました。
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