今回は、「jupyter notebook(ジュピター・ノートブック)」について、
- 「jupyter notebook」 とは?
- 「jupyter notebook」 の実行方法(Anacondaから)
- 「jupyter notebook」 でのPythonの実行方法
について、「jupyter notebook」 に入門したいで、
Python 初心者向けにサクッと解説します。
本記事を読むことで、あなたは
- 「jupyter notebook」 が何か
- Anacondaから「jupyter notebook」 を使える
- 「jupyter notebook」 でPythonを実行
について習得することができます。
【Python 環境構築】jupyter notebook(ジュピータ・ノートブック)とは?アナコンダ(Anaconda)からの実行方法、Pythonの実行方法や具体例について、サクッとまとめました【Python 入門 初心者】
「jupyter notebook」 とは?
「jupyter notebook」とは、webブラウザを使った対話型のプログラミング環境のことです。
正式には「Python Notebooks」と言います。
Project jupyterという、非営利の組織が開発したオープンソースのプログラミングソフトウェアになります。
「jupyter notebook」の特徴 (1)
- 対話型
であることです。
対話型というのは、プログラムを書いている時に、
1行1行実行しながら試せる環境を言います。
初心者の方が、プログラミングの基本的な文法を
- 試しに入力して結果を確かめる
といったことをスムーズにできます。
また、1行1行実行できることで、
- 素早くエラーを改善できる
メリットがあります。
プログラムを何十行も書いてから実行して、エラーが見つかったら、エラー箇所を探すのが大変ですよね。
つまり、
- 「jupyter notebook」は初心者に優しいプログラミング環境
と言えます。
しかも無料なので、とりあえず試してみれるのがうれしいですよね。
「jupyter notebook」の特徴 (2)
書いたプログラムコードなどを、
- 様々なフォーマットに変換できる
ことです。例えば、
- HTML
- プレゼンテーション用のスライド
などに変換して保存することができます。
この機能を使うことで、
例えば、プログラミングの勉強中のあなたが
勉強内容を「jupyter notebook」で作成し、
- HTMLでWebサイトで公開する
- PDFで配る
- スライドとして使う
などの使い方もできます。
このように、「jupyter notebook」は、保存する時にも便利で、
プログラミングの復習などもしやすくなります。
以上から、プログラミング初心者の方などは、
- 1行1行実行できて、間違いにすぐ気づけ、便利に使える
- あとで見直す時に、保存がしやすい
といった点でオススメのソフトとなります。
本ブログの解説記事などでも、
「jupyter notebook」を使った実行例を示していくことが多くなります。
プログラムサンプルを、同じようにやってみたいあなたなは、
- 「jupyter notebook」の実行方法
- 「jupyter notebook」でのPythonの実行方法
を身につけておくと、同じことを自分の手で試すことができ、より定着するかと思います。
「jupyter notebook」 の実行方法(Anacondaから)
「jupyter notebook」の実行方法はいくつかあるのですが、
シンプルに使うなら、
anaconda(アナコンダ)から使う方法がオススメです。
アナコンダをインストールすれば、
もれなく、「jupyter notebook」もインストールされます。
アナコンダってなに?
というあなたは、こちらの記事から読んでみてください↓
『【Python 環境構築】「Anaconda(アナコンダ)」とは?普通のPython環境との違いは?使うメリットはなに?についてサクッまとめました【anaconda python】』
アナコンダのインストール方法などはこちらからどうぞ↓
『【Python 環境構築】「Anaconda(アナコンダ)」のダウンロードとインストール方法はこちらです(mac編)【anaconda python】』
以下では、アナコンダから「jupyter notebook」を実行する方法を説明します。
まずは、アナコンダを実行します。
(ここではMacでのやり方ですが、Windowsも同様にできます)
アナコンダ(Anaconda)の実行(Mac編)
『ファインダー』→『アプリケーション』
を開きます。その中の、
『Anaconda-Navigator』
をクリックします。
アナコンダのホーム(Home)画面

python anaconda jupyter notebook 使い方 初心者1
アナコンダのトップ画面が表示されます。
私の環境では、真ん中の上に「jupyter notebook」 があります。
違う場所にある場合は、マークを探してみてください。
赤で囲んだ
「Launch」(起動)
をクリックしてください。
すると、Webブラウザが立ち上がり、
以下の「jupyter」のホーム画面が出てくるかと思います。
「jupyter」 ホーム画面
「jupyter」のホーム画面の右の
「New」をクリックします(①の部分です)
すると、下に選択肢が出てくるので、
「Python 3」をクリックします(②の部分です)
すると、以下のように、
Python3用の「jupyter notebook」が立ち上がります。
Python3用の「jupyter notebook」 ホーム画面
これで、Pythonのプログラミングの準備ができました。
この後は、緑で囲まれた部分に入力していきます。
「jupyter notebook」 でのPythonの実行方法
Python 用のNotebookが立ち上がったら、その中にプログラムを書いていきます。
ここでは、シンプルなプログラムを書いています。
- 変数「abc」に値「123」を代入(In [3])
- 変数「abc」の中身を表示する(In [4])
「jupyter notebook」で Python を実行する時に覚えるのは1つだけです。
それは、In[ x ]で示される1つの箱にプログラムを書いて、
- 実行する時には、[Shift]と[Return]を同時に押す
ということです。
他の環境だと、[Return]だけで実行されますが、
「jupyter notebook」の場合は、[Return]だけだと改行になります。
そこだけ慣れれば、後は同じようにプログラミングができます。
また、In [2]のように、「#」を使うことで、コメントを書くこともできます。
未来の自分や他人が読んでもわかりやすいように、
コメントを残しておきたいときなどに使えます。
# より右側の同じ行は、コメントとみなされて、Python に実行されなくなります。
以上、本記事で、あなたは
- 「jupyter notebook」 が何か
- Anacondaから「jupyter notebook」 を使える
- 「jupyter notebook」 でPythonを実行
について習得することができました!
というわけで今回は、「jupyter notebook(ジュピター・ノートブック)」について、
- 「jupyter notebook」 とは?
- 「jupyter notebook」 の実行方法(Anacondaから)
- 「jupyter notebook」 でのPythonの実行方法
について、「jupyter notebook」 に入門したいで、
Python 初心者向けにサクッと解説しました。
こちらもございます↓